分泌型
IgA

抗原

 アレルギーに関係するIgE抗体は、Bリンパ球が造ります。そして、このBリンパ球は腸管のリンパ組織で、しっかりした働きを持つように造られます。腸の環境が悪かったり、腸管が弱ったり過敏になると、正常なしっかりした働きを持ったBリンパ球は成熟できずに、アレルギーを起こす原因になると考えられます。
又、腸の粘膜が荒れていると、食物(たんぱく質)は栄養素として吸収されずアレルギーの原因になります。

腸の環境をよくする善玉菌
 腸の中には約100種類、100兆個にも及ぶ細菌が住んでいて、身体に有用な働きをする「善玉菌」と、有害に働く「悪玉菌」あります。
善玉菌が優勢であらば、腸管のリンパ組織がよわったり、必要以上の刺激を受けることはなくなり、アレルギーを発生させる抗体も過剰に造り出すこともありません。

善玉菌 悪玉菌
消化吸収
栄養の吸収
病原菌進入の防止
栄養物を餌にする
菌自体が有害物質を作り出す。
善玉菌を増やすもの
納豆菌、ビフィズす菌、ラクチュロース、
ラクリス菌、フラクトオリゴ糖、酵母 など
悪玉菌を増やすもの
便秘、下痢、ストレス、アルコール、
野菜不足、脂肪の取りすぎ など

食物繊維で腸毒を排泄する
 ストレスや冷えなどによって、腸の蠕動運動がにぶったり、異常に亢進したりすると、腸内環境が乱れて悪玉菌が増えます。勢いを得た悪玉菌は、食物を分解し有害物質を出します。
これらの有害物質は、アレルギーの原因になったり、あるいは、腸管のリンパ組織を過剰に刺激してアレルギーを発症させる抗体を造るように働いてしまいます。
食物繊維は水分を吸って膨らみ、腸管を刺激して蠕動運動を正常にして排便をスムーズにします。

天然葉緑素で腸管の傷を治す
 食べ物は消化されて、始めて栄養として腸から吸収されます。腸管に傷があると、普段は吸収されないような未消化物が、そこから侵入してアレルギーの原因になったり、細菌感染も受けやすくなります。
葉緑素には肉芽再生作用という傷ついた細胞を治して元どうりにする作用と、バイ菌の繁殖を抑える制菌作用とがあります。この制菌作用が腸の中で働けば、悪玉菌による有害物の腐敗や発酵も抑えられます。

腸粘膜を強化する葉緑素・βーカロチン
 腸粘膜に被われた腸管を傷から守るだけでなく、リンパ組織の環境を良くするために、腸管の粘膜の保護と強化が必要です。粘膜の主成分は、糖たんぱく質(粘性多糖体)と言われるものです。この糖たんぱく質の合成には葉緑素とβーカロチンが深く関与しています。
免疫の一種の「分泌型IgA」は、粘膜を被う粘液中に分泌され、抗原や細菌が侵入してくるのを待ちかまえています。この分泌型IgAが、葉緑素やβーカロチンの不足、または粘膜の損傷でその能力が弱ると、抗原を除去できず免疫力が弱まってアレルギーの原因になります。
このため、常日頃から葉緑素やβーカロチンを摂り、粘膜強化(気管支粘膜、鼻粘膜等の保護)をしなければなりません。

腸の強化でアレルギーの改善

肥満細胞

 先天性体質もありますが、日常生活の中でバランスがくずれ、異物に反応しやすい体質が増えています。その為に、花粉だけではなくホコリやダニなどに過敏に反応してしまいます。

@ハウスダストや花粉が吸い込まれると、目や鼻の粘膜にはりついて身体の中に入り込みます。

A花粉が入ってきたぞ!という連絡をキャッチすると、血液中のBリンパ球がIgE抗体(免疫グロブ
 リン)という物質をたくさん造ります。アレルギー体質の人はどんどん造りすぎてしまいます。

BIgE抗体が多くの肥満細胞(マスト細胞)と結合して、貯め込まれます。ここまでがアレルギー反応
 の準備段階です。

C花粉(抗原)がまた入り込んでくると、貯め込まれていたIgE抗体との間で、抗原抗体反応が起き
 ます。

Dその結果、IgE抗体とくっついていた肥満細胞が破られ、化学物質(ヒスタミンやロイコトルエンな
 ど)が吐き出されます。

Eこれらの物質が、周りの神経や分泌線、血液に流れ出し、鼻では鼻がむずかゆくなり、くしゃみ、
 鼻水、鼻づまり、目ではかゆみや涙目などのアレルギー反応を起こします。

くしゃみ   鼻水   鼻づまり

鼻の知覚神経の末端を刺激

花粉・ハウスダスト・ダニ

アレルギー性鼻炎の発症

●住宅の密室化。環境の変化。

●スギが増えた。

●排気ガス、大気の汚染。

●食環境の変化、食品汚染(農薬など)。

●ストレス。
                  ・・・など

なぜアレルギー性鼻炎や花粉症がふえているのか・・・

分  類 原    因
季節性
(ある一定の期間に起きる)
花粉(花粉症では、原因とねるアレルゲンもスギだけではなく、ブタクサやイネなどがあって、春だけのものではなくなっています。)
通年性(一年を通して起きる) ハウスダスト、ダニなど。

 突然にくるくしゃみ、鼻水、それに続く鼻づまりが主な症状ですが、花粉症では目のかゆみ、涙目などの症状や耳、口、皮膚の症状、全身症状が出ることもあります。
アレルギー性鼻炎はさらに、以下のように分けることも出来ます。

アレルギー性鼻炎の症状

ホームページトップに戻る

 アレルギー性鼻炎は、喘息、アトピー性皮膚炎と並んで三大アレルギー疾患の一つです。花粉症はそのアレルギー性鼻炎の中の季節性アレルギー性鼻炎です。
アレルギー疾患とは、特定の原因物質が人体に入り込んでアレルギー反応(過敏反応)を引き起こし、その結果として不都合で不快な症状を誘発します。

アレルギー性鼻炎・花粉症

 アレルギーの原因となる食べ物を完全に除去するのではなく、逆に少しずつ食べるようにして、身体にならしていく方法です。たとえば、今日は鶏の日と決めたら、鶏卵と鶏肉だけにし、牛肉や牛乳、豚肉、魚などを食べないようにします。次の日は豚の日、その翌日は牛の日、というように毎日変えていき同じにもどるまで、4〜5日の感覚をおきます。主食、野菜も同様にします。

回転食とは

すぐに反応する
タイプ
ゆっくり反応する
タイ
 15〜30分で症状があらわれ、化学物質の一部は皮膚組織に直接作用します。  6時間ぐらいかかって症状があらわれ、化学物質の一部は好酸球などの白血球を皮膚に集めます。好酸球などがあらためて化学物質を放出し、皮膚組織に作用して炎症を起こします。

異物を排除しようとする身体の免疫反応
 私たちの身体は、外から身体の成分と異なる物質「抗原」が入ってくると、これを取り除こうとする働きがあり、これを免疫といいます。
しかし、食物やダニ、ホコリ、花粉などが体内に侵入してきたとき、この免疫反応が異常な形で起こり、その結果アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、喘息などの病気を招く場合があります。
アレルギーにはさまざまなタイプがりますが、その中でもIgE抗体や肥満細胞、好酸球を介して起こるアレルギーが、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、喘息に深く関わっています。
まず、体内にダニやホコリなどのアレルギーのもととなる物質(抗原)が侵入してくると、攻撃態勢がとれるように、IgE抗体とよばれる抗体(免疫グロブリン)をつくります。その後、再度抗原が侵入してくると、肥満細胞という細胞の表面上でIgE抗体と反応し、肥満細胞から化学物質(ヒスタミン、ロイコトルエンなど)を放出します。
この化学物質の作用により、「すぐに反応するタイプ」と、「ゆっくり反応するタイプ」とに分かれます。

アトピー性皮膚炎が
消失する順序

胸、背中の上半身から、
腰、お腹、足の下半身、、
頭、顔、
ひじやひざの裏の順に
消失する。

アトピー性皮膚炎が
出現する順序

頭、顔、背中の上半身から、
腰、お腹、足の下半身の順で、
悪化する。
特に、手の届く(掻きやすい場所)

大人は全身、子供は顔に出やすい
 大人と子供の共通していることは、「乾燥しやすい場所にできやすい」ということです。これは、乾燥が皮膚バリヤを壊す原因になるからです。
子供の場合、湿疹の出来やすい所は、口の周りや手の指の間などがあげられます。子供は食事のときに、よく口の周りを汚します。これをふいてそのままにしておくと、皮膚バリヤがこわれてしまいます。また、手の指の間に食べかす、洗ったあとの水けや石鹸が残っていると、湿疹が悪化しやすくなります。

分泌型
IgA

抗原

 アレルギーに関係するIgE抗体は、Bリンパ球が造ります。そして、このBリンパ球は腸管のリンパ組織で、しっかりした働きを持つように造られます。腸の環境が悪かったり、腸管が弱ったり過敏になると、正常なしっかりした働きを持ったBリンパ球は成熟できずに、アレルギーを起こす原因になると考えられます。
又、腸の粘膜が荒れていると、食物(たんぱく質)は栄養素として吸収されずアレルギーの原因になります。

腸の環境をよくする善玉菌
 腸の中には約100種類、100兆個にも及ぶ細菌が住んでいて、身体に有用な働きをする「善玉菌」と、有害に働く「悪玉菌」あります。
善玉菌が優勢であらば、腸管のリンパ組織がよわったり、必要以上の刺激を受けることはなくなり、アレルギーを発生させる抗体も過剰に造り出すこともありません。

善玉菌 悪玉菌
消化吸収
栄養の吸収
病原菌進入の防止
栄養物を餌にする
菌自体が有害物質を作り出す。
善玉菌を増やすもの
納豆菌、ビフィズす菌、ラクチュロース、
ラクリス菌、フラクトオリゴ糖、酵母 など
悪玉菌を増やすもの
便秘、下痢、ストレス、アルコール、
野菜不足、脂肪の取りすぎ など

食物繊維で腸毒を排泄する
 ストレスや冷えなどによって、腸の蠕動運動がにぶったり、異常に亢進したりすると、腸内環境が乱れて悪玉菌が増えます。勢いを得た悪玉菌は、食物を分解し有害物質を出します。
これらの有害物質は、アレルギーの原因になったり、あるいは、腸管のリンパ組織を過剰に刺激してアレルギーを発症させる抗体を造るように働いてしまいます。
食物繊維は水分を吸って膨らみ、腸管を刺激して蠕動運動を正常にして排便をスムーズにします。

天然葉緑素で腸管の傷を治す
 食べ物は消化されて、始めて栄養として腸から吸収されます。腸管に傷があると、普段は吸収されないような未消化物が、そこから侵入してアレルギーの原因になったり、細菌感染も受けやすくなります。
葉緑素には肉芽再生作用という傷ついた細胞を治して元どうりにする作用と、バイ菌の繁殖を抑える制菌作用とがあります。この制菌作用が腸の中で働けば、悪玉菌による有害物の腐敗や発酵も抑えられます。

腸粘膜を強化する葉緑素・βーカロチン
 腸粘膜に被われた腸管を傷から守るだけでなく、リンパ組織の環境を良くするために、腸管の粘膜の保護と強化が必要です。粘膜の主成分は、糖たんぱく質(粘性多糖体)と言われるものです。この糖たんぱく質の合成には葉緑素とβーカロチンが深く関与しています。
免疫の一種の「分泌型IgA」は、粘膜を被う粘液中に分泌され、抗原や細菌が侵入してくるのを待ちかまえています。この分泌型IgAが、葉緑素やβーカロチンの不足、または粘膜の損傷でその能力が弱ると、抗原を除去できず免疫力が弱まってアレルギーの原因になります。
このため、常日頃から葉緑素やβーカロチンを摂り、粘膜強化(気管支粘膜、鼻粘膜等の保護)をしなければなりません。

腸の強化でアレルギーの改善

アレルギーって何?

症状が出やすいところ

 アトピー性皮膚炎は、大人にも子供にも増えています。「さまざまな刺激に対して敏感な体質」、つまり、アレルギー体質の人に発症します。
しかし、発症には「アレルギー」と「皮膚バリア」の二つの要因が関係していると考えられています。
「アレルギー」とは、ダニや食べ物などに免疫が過剰に反応して、いろいろな症状が起こることをいいます。「皮膚バリヤ」とは、外部からの侵入を阻んでいる、皮膚の防御機能のことです。このバリヤが壊されると、そこから異物が侵入して、アレルギーが起こりやすくなります。

アトピー性皮膚炎

アレルギー性鼻炎・花粉症
アトピー性皮膚炎